【電力会社 充電完了!】都市に発電所を設置し、電力を供給!ちょっと変わった勝利条件も魅力の不朽の名作!【簡易ルールとコンポーネント紹介】
ちゃわん!わんきちです。
今回、電力会社 完全日本語版の再販として発売された【電力会社 充電完了!】の
簡易ルール説明とコンポーネント紹介をしていきたいと思います。
結構前に旧作版が発売されましたが、ゲームの人気度とは裏腹に
なかなか再販もされませんでした。
発売当初から人気も高く、かくいう僕もボドゲに興味を持って
どんなゲームがあるのか情報を貪ってた時期から気にはなっていたのですが、
旧作版の販売もされておらず、あったとしてもプレミア価格で
とても手が出なかったので、凄く気になっていましたが
この度「充電完了!」のフレーズを引っ提げての再販となりました!
どんなゲームなのか、ほとんど事前に情報を仕入れてなかったので楽しみです!
あと、旧作版と比べて要所に手直しも加えられたようで、
以前のものよりも遊びやすく作られたこともポイントなんだそうです。
その辺りの解説も加えながら,ご紹介していきたいなーと思います。
完全日本語版と充電完了!の違い
プレイ順番表
このゲームはフェイズ毎に「誰が今何をする番なのか」「誰が処理を終えたか」が
発生することが多々あるんですけれども、処理を終えたプレイヤーは
自分の担当色コマを上から下に移動させ、目視で分かるようにしているようです。
「今、誰がなにしてるんだっけ?」「誰が処理を終えたんだっけ?」ということを
誰でもすぐに分かるようにこの表が付け加えられたみたいです。
僕も割と記憶力がいい方ではないので、これは安心ですね!
資源コマ
次に、資源コマがそれぞれ特有の形に変わっています。
旧作版ではコマの形と色の違いで発売されていましたが、今回はそれぞれ色も形も
違うもので入っています。
正直僕はこれを見たときに、「これ…どれがどれだろう…」と思いましたw
まぁ、慣れれば問題ないでしょうwww
燃料補充表
次に、資源補充カード置き場が追加表記されています。
旧作版ではこの表がなかったらしく、補充フェイズの度に記憶してない場合は
説明書を確認しながら補充を行っていたようです。
ルール確認って、なにげにゲーム中にやるのは結構しんどいんですよね。
こういう細かなことでも表記があるだけで変わるものです。
人数毎に追加するリソースも変わってきちゃうので、人数対応したカードが
それぞれ追加されています。旧作版を知りませんが、これはありがたい!
都市接続表の仕切りトークン
このゲームって、第3ラウンドまで行うのですけれども、条件が整わないと
次のステージに移行しないんです。
その条件というのが、「プレイヤーの誰かが都市コマを〇個置いたとき」というもので
これも人数次第で変わるため、表だけではわかりません。
そこで登場するのが上記の仕切りトークン。
「ただの棒やん!」って僕も思いましたw
ほいでも、ゲーム開始前に設置しておけば、大体どの辺りでor誰がラウンド移行条件を
達成していきそうか、と言うことが分かります。
加えて、第3ラウンドはこの条件をクリアしたらゲーム終了するので重要!
以前はこれがなかったみたいで…やはり説明書を見ながらになってたようです。
解説書には、「都市接続表の規定数の直前に配置してください」とはありますが
ゲーム開始時に配置しても問題はないので、そうするのが良いかと思います。
(執筆当時、未プレイですが多分大丈夫でしょうw)
石炭置き場実装
次に、石炭置き場というものが実装されました。
このゲームってボードが表裏あって、片面がドイツマップ(基本マップ)で
もう片面がアメリカマップ(ゲームに慣れた人向け)とあるんですが、
アメリカマップにこの「石炭置き場」というものが増えたみたいです。
未プレイなのでこれがどういう物なのか分かりませんけど、個人的に調べたら
どうやらこのマップでは石炭を持ちすぎる傾向が出てくることが有り、
それの対処法として今回導入されたようです。
2人用:コンツェルンとの競合
ひとり架空のプレイヤーが発生します。
2人プレイに邪魔をしてくるコンツェルンが登場してくる、今回導入された
最も大きな追加要素のようです。
プレイ済みの友人に聞きましたところ、かなり鬱陶しくゲームのスパイスとしては
なかなかいい味を出していてくれていい追加要素だ、とのことでした。
僕が調べた限りではこの辺が大きく変わっているようです。
後発組でもいいものに触れることが出来るので嬉しいです。
プレミア価格のものに手を出さずに我慢していた甲斐もあるというものw
簡単なルール説明
ここからは簡単にルールを説明していきます。
このゲームの解説書はわずか(?w)12ページです。
ルール自体は掻い摘まめば難しくないんですが、特殊な処理をする場面も多く、
初めてするときはちょっと面食らうかもしれませんが、理解すればそこまで
難しいこともありません。
ただ、文字数が多くて僕は老眼もあり少しクラッときましたが
頑張って読み解きました!w
簡易ルール説明なので詳細までは書きませんが、どんなゲームなのか?が
お伝えて出来れば嬉しいな、と思っております。
電力発電 充電完了!とは?
・プレイ人数:2~6名
・プレイ時間:2時間程度
・対象年齢:12歳以上
各自電力会社CEOとなり、発電所を設置し、電力供給を行い収入を得るという
お金を稼ぐ経営ゲームのような感じになっています。
属性的には拡大再生産。どんどん発電所を設置して大きな企業にしましょう!
流れ的には、
上記の行動を行います。
条件を満たすことで第1~第3ステージに跨がってプレイし、
第3ステージの管理フェイズ開始時に終了条件(人数に応じた規定の都市建設が
1人でも終了していた段階)を満たしたらゲーム終了。
このときに最も沢山の都市に電力を供給できたプレイヤーが勝利となります。
僕がやってきたゲームの中では、ちょっと変わった終了条件です。
プレイするとすれば、如何に終了時に沢山電力が供給できるように
資源を得ていることが出来ているのか?が肝となりそう。
やっぱり資源を得たり、発電所をオークションでどのように購入するのかが
資金とうまく相談して購入していくのか?が悩ましいゲームみたいですね。
実際の電力会社経営しているみたいで、面白そうです!
不朽の名作と言われるだけのことはあるw
次に、セットアップなどを紹介しますね。
セットアップ
まず、今回使うマップを選びます。
ドイツ・アメリカと2種類ありますが、初見はドイツがいい模様。
ボドゲ好きならドイツの地名を見ればニヤリとしてしまいますね。
なお、ゲーム人数によって5つある区画から使える区画が決まっているので、
みんなで相談して決めると良いかと。
そして、以下のセットアップを行います。
・都市コマ、収入一覧カード、50エレクトル(お金)を受け取る。
・各自の都市コマ1個を都市接続表の家マークの所に置く。
・各自の都市コマ1個を誰か1人が全部受け取り、ランダムにプレイ順番表に
1から順に置いていく。
・資源補充カードからプレイ人数に対応したものを選びボードに設置、
それを確認しつつ初期資源を置いていく。
・発電所カードをセットアップ(ここの処理はちょっと複雑ですが、
解説書を読みながらすると特に問題はありません)
セットアップは以上です。
以前ご紹介したコンコルディア並みにセットアップは簡単ですね。
ゲームの流れ
上記でも少し触れましたが、このゲームは第1から第3ステージまで行います。
その中にラウンドというモノがあり、またその中にフェイズというものが。
最初言葉が交錯して何がなんだかもー!ってなりましたがw
■ステージ
◆ラウンド
・フェイズ1:順番決定
・フェイズ2:発電所オークション
・フェイズ3:資源購入
・フェイズ4:都市の建設
・フェイズ5:管理(第3ラウンドだけ特殊処理)
*フェイズ5終了時、プレイ人数とステージに応じた規定数の都市を
プレイヤーの誰かが建設していたら次のステージに移行。
もし、まだ誰も規定数の都市を建設できていなければ、そのステージの
2ラウンド目を開始、フェイズ1から5を行い、規定数の都市の建設を
目指します。
僕がバカなだけだと思いますが、つまりこういうことです。
違ったらご指摘頂けると幸いですw
ほいでは、次にフェイズ内容を簡単に説明しますね。
順番決定
プレイ順番確定表のコマを並び替えます。
プレイヤーの中で最も多くの都市を自分の「電力網(ボードのパイプ)」に
接続している人から手番が早くなります。
同数の場合は、持っている発電所の番号が最も大きい人が先手番になります。
発電所オークション
先手番から順に競売人となり、今回競売に掛けるものを選びます。
各自この時に買える発電所は1枚のみです。
割引される発電所もあるので、よく考えて買いましょう。
ちなみに、競売人も一緒に競売に参加できます。
が、競売人になる前に落札してしまった場合は競売人になることはできません。
あと、今回の競売には参加しないと辞退もできますが、その際にも
競売人になることはできません。
資源購入
資金を支払って発電所を動かすための資源を買います。
発電所カードの下部に記載されている資源が発電に必要な物で、
その隣に書いてある家と数字が電力供給できる都市の数です。
ふたつ資源が重なって記載されているものはどちらを使ってもいい、ということ。
資源の記載欄に何も書いていない物は何も必要のない発電所です。エコですw
ちなみにこの資源購入は後手番から順に購入となります。
資源市場表から資源を購入しますが、枠の右上に記載されている数字が
購入金額です。もちろん、資源コマがないものは買えません。
ちなみに、資源を購入したら発電所カードの上に資源をのせるのですが、
稼働に必要な資源の2倍まで乗せることが出来ます(備蓄と言います)。
この備蓄資源はゲーム中いつでも好きなように発電所間を移動できます。
建設
都市コマを都市に配置していき、電力供給網を伸ばしていきます。
ボードの都市それぞれには3個までしか都市を造ることは出来ず、
第1ステージでは10のところのみしか配置できません。
15のところには第2ステージ以降、20のところには第3ステージ以降になれば
配置することができます。
もちろん、空いていれば第2ステージで10,第3ステージで15,20にも
配置することができます。
配置ルールは、配置する都市から直近の自分の都市コマからの送電網に記載されている
数字+建設先の都市の数字分資金を払うことです。
都市を跨がって配置もできます。
詳細は省きますが、上記写真のように繋げることも可能です。
また、ここでも都市を配置しない選択もできます。
都市を置くことで手番順が変わるため、資源を得たり都市を配置する順番が
早いほうが良いと判断した場合は後手番のほうがいい、などがあるためです。
管理
■収入
発電可能な発電所を選び、資源を支払って送電開始、収入を得ます。
前述のとおり、発電所カードに記載されている資源を払えば記載されている
都市の数だけ送電が行えます。
当然ですが、送電できる数が7あったとしても、配置している都市が6個なら
6個送電したという事実にしかなりません。
これを参照し、収入一覧カードを確認、収入を算出します。
■資源の補充
資源補充カードを確認し、現在のステージに沿って資源を補充します。
資源市場表に右から詰めて資源コマを配置します。
■発電市場の更新
次のオークションに備えて配置します。
現在の市場と次の市場を整えます。
これらを都市接続数に応じて進めていき、規定数突破したら終了。
最後に送電し、この数値が一番大きい人がゲームの勝者となる、と言った感じです。
いかがだったでしょうか?
省略した部分が個人的に少なかった!割と詳しいかな…?とも思いましたが、
購入する決め手となれば幸いです。
色々例外処理もありますけど、慣れればそんなに難しくないです。
書いていてもプレイを想像したらワクワクしてきますね!
2時間ゲームでずっしりくる感じですけれども、不朽の名作と言われている
「電力会社」ぜひ一度プレイしてみてはいかがでしょうか!?
そいではまたですー!